標準規格用紙の仕上がり寸法 |
列番号 |
単位(mm) |
A 0
A 1
A 2
A 3
A 4
A 5
A 6
A 7
A 8
A 9
A10
A11
A12 |
841×1189
594×841
420×594
297×420
210×297
148×210
105×148
74×105
52×74
37×52
26×37
18×26
13×18 |
B 0
B 1
B 2
B 3
B 4
B 5
B 6
B 7
B 8
B 9
B10
B11
B12 |
1030×1456
728×1030
515×728
364×515
257×364
182×257
128×182
91×128
64×91
45×64
32×45
22×32
16×22 |
|
|
市販されている紙の全判寸法はここをクリック
→市販紙の寸法 |
|
印刷物は基本的に紙に印刷されますから、印刷物の
大きさは紙の大きさに左右されます。
ちなみにA5判に多いのは総合雑誌や文芸雑誌、読み
物雑誌などです。
また、B6判に多いのは週刊雑誌や大衆娯楽雑誌、
少年少女雑誌、カメラ雑誌、科学技術雑誌などです。
内容が文章主体でじっくり読ませたい印刷物には小判の
A5判が多く、また写真やイラストが多いと大判の
B5判のものが多いでしょう。
これは文を読むためには手頃な大きさのA5判が便利で
あり、見る要素の多い印刷物には、レイアウトなどの
面から、B5判以上のものが便利です。
また、書店さんなどの店頭に並べられたときの効果も、
大きい方が目立つから有効です。
ちなみに戦前の婦人雑誌や少年少女雑誌は、ほとんど
がA5判でした。
ただし、当時は菊判といって、少し大きめのサイズ
でした。
ところが戦後になると、写真やイラストなどをふんだん
に使うようになり、次から次へとB5判に変わって
いきました。
この傾向は、日本経済の成長、いわゆる高度成長が
始まったころから一層激しくなっていったようです。
婦人雑誌がB5判よりも幅の広いAB判に変わり
ました。
欧米のファッション誌と同じような大判になり、内容も
読み物よりも写真が多く取り入れられるようになり
ました。
「ノンノン」や「アンアン」などがそうでした。
こうした大判雑誌の共通点は、天地・左右の寸法の
比率が、A・B規格判の比率に比べて左右が長い、
ということです。
この比率は、アメリカのレター・サイズといわれる
規格紙の比率によく似ています。
たとえば、発行部数が相当量まとまると製紙会社と
契約して、こうしたサイズのものを無駄なくとれる
規格外の紙を、特別あつらえすることもできます。
しかし、今日ではこうした判も、もはや「規格外」とは
いえないくらい普及しています。
それでは会社さんや団体さんの発行する雑誌や小冊子の
場合はどうでしょうか。
おそらくこうした雑誌や小冊子は、市販される商業誌
よりもページ数が少ないのが一般的だと思います。
つまり、ページ数が少ないということは厚みがないと
いうことです。
そうした場合には、一回り小さい判型にしてページを
若干増やすとか、思い切って判型を半分の大きさにして
ページを倍にする、という方法も良いでしょう。 |
|