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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。

漫画を制作し印刷するには、業界で使われる専門用語を知っておくと便利です。 データのキャッチボールや情報伝達には、必ずといってよいほど専門用語が使われます。そうした用語を詳しく解説いたしますのでぜひお役立て下さい。

色指定
漫画の原稿は自分で彩色する場合と色を指定する場合とがあります。彩色であれば絵筆で濃淡を付けたりグラデーションを付けたりできますが、「色指定」では基本的に色ベタの指定となります。グラデーションも指定できますが、漫画のような細かなパーツにグラデーションの指定は印刷業者さんが嫌がりますね。

指定方法はいくつかありますが、漫画家が採用している「色指定」は完成原稿にトレーシングペーパーを被せて、その上から色鉛筆などで指示を書き加えます。
カラー印刷は「CМYK」の4色ですから、色見本を添付したり色鉛筆で指定してペンで色の割合を書き加えておきます。たとえば、「C90%+Y100%」のように指定しておきます。

漫画によっては「2色指定」の場合もあります。これは使える色が2色だけということです。
多くの雑誌では、「マゼンタ」か「シアン」の他に「キープレート」の黒を使います。
つまり、「色指定」は「M50%+K70%」のように指定します。
「マゼンタ」を多く使うのは肌色が出せるからです。パーセンテージを下げて塗れば肌色になるし、赤と黒を混ぜて茶色を作ることもできるので多色刷りのような雰囲気になります。

ただ注意したいのは、細かな色指定は避けることです。
できるだけ広い面積を大胆に指定して、漫画の線画を活かすことを心掛けましょう。彩色手描きとは異なる味を表現することで「色指定」の特色が出ます。

参考ページ→
 色見本
 色校正
 RGB
 CMYK
 校正
 校了
 着色
 カラーインク
 色指定
 オフセット印刷
 誤植
 毛筆
 筆洗
 4色原稿
 トレース台
 トレーシングペーパー
 写植
 担当
 投稿
 縮小
 トンボ
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