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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「は行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
フォント
項目
1.フォントとは
2.漫画制作のフォント
●フォントとは
コンピュータで表示したり紙面に印刷する書体のデータを「フォント」と呼んでいます。普段、日常的に接している文字も、よく見ると形や大きさがそれぞれ異なっていることが分かります。「フォント」を大別すると「明朝体」か「ゴシック体」となります。

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●漫画制作のフォント
漫画雑誌で使われている「フォント」は独特で、漢字が「ゴシック体」でひらがなが「明朝体」で作られています。つまり、明朝とゴシックが混同しているのです。どうやら、雑誌を見た時の「フォント」の太さが問題であるようです。

ゴシックは肉太な文字なので、漫画のふきだし文字をすべてゴシック体にするとひらがな文字が目立ちすぎるというのです。それならということで、ふきだし文字をすべて明朝体にすると、今度はひらがな文字が細くやせ細ったように見えてしまいます。

そこで、漢字とひらがなを見やすくするために「漢字はゴシック体」「ひらがなは明朝体」で作ることにしたそうです。

また、雑誌に使われる用紙は紙質が悪く、漢字を明朝体で印刷すると細い横線が切れて読みにくいという難点もあったようです。それを克服するためにも漢字はゴシック体が選ばれたのでしょう。そうした慣習がいつの間にか漫画業界の常識となっています。

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