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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。

漫画を制作し印刷するには、業界で使われる専門用語を知っておくと便利です。 データのキャッチボールや情報伝達には、必ずといってよいほど専門用語が使われます。そうした用語を詳しく解説いたしますのでぜひお役立て下さい。

ポスターカラー
ポスターカラーは水彩絵の具のように水を溶剤として着色します。顔料の粒子が粗いが粘着材強く、油絵の具のような感覚で混色できます。また乾けば重ね塗りができます。水彩絵の具は、顔料の粒子が細かいので水で溶くと色がよくのびます。

このように、ポスターカラーと水彩絵の具にそれほど違いはないですが、ポスターカラーの方は上から塗り直しができないという難点があります。

漫画を描くとどうしても線がはみ出てしまい、消去し修正しなければならないことがあります。修正のない原稿はほとんどないといってよいくらいです。そうした線のはみ出しを消すのに、漫画家の多くは「ポスターカラーの白」を使っています。墨汁やインクが乾いたら、消去したい線の上からポスターカラーを塗るのです。つまり、はみ出た線を色を塗って隠してしまうわけです。白い紙だから「ポスターカラーの白」を塗るのです。

ただし、修正しようとして乾いたポスターカラーの上から墨汁などで新たな線を引くと、その線を擦ると流れて汚れてしまいます。つまり、ポスターカラーは線の消去には使えるが新たな線を乗せて修正することは難しいのです。修正したかったら、修正したい部分だけ別の紙に描いて切り張りすることになります。

参考ページ→
 漫画制作講座
 ホワイト
 カラーインク
 スクリーントーン
 カラートーン
 ラブトーン
 ベタ
 羽根ほうき
 毛筆
 筆洗
 雲形定規
 直定規
 エアブラシ



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