カリカチュア |
人物の内面や外見を大きく誇張して描く人物画をカリカチュアと呼んでいます。 現在は漫画と同一視されていますが、元々は16世紀のイタリアで滑稽さや風刺を意図として描いていたものです。イタリア語の「caricare」が「誇張する」という意味で、どうやら「カリカチュア」の語源のようです。たとえば古代エジプトのパピルスに描かれた古代ギリシャの民衆風刺画や、中世に描かれた悪魔の戯画などもカリカチュアだと思います。 また、日本の縄文時代の線刻戯画や、有名な法隆寺の天井に描かれていた人物画などもそうです。鳥羽僧正の鳥獣戯画も同じです。レオナルド・ダ・ビンチの素描にもこうした表現があります。 現代ではカリカチュアという表現は少なくなりましたが、デフォルメの効いた似顔絵やイラスト、文学や芝居の風刺的な表現も同じ括りの中に入れても良いでしょう。 |
参考ページ→ 漫画制作講座 「漫画」とは ラスタライズ ベタ |
〒178-0062
東京都練馬区大泉町1-15-7
TEL.03-6760-0230
FAX.03-5934-3855