ルビ |
難しい漢字や読み方の特殊な場合には、その文字に「フリガナ」を付けます。この「フリガナ」を「ルビ」と呼び、英語では「ruby」と記しています。「フリガナ」については説明も必要ないでしょうが、縦組みの漫画のふきだし文字の右側に付ける小さな文字です。 漫画家が原稿を描くとき、ふきだしやナレーションの文字は鉛筆書きで渡すから、基本的に「ルビ」を制作する必要はありません。編集者が制作する文字を指定する際に「ルビ」も指定するのです。漫画家は読み方が難解な文字に鉛筆でフリガナを付けておくだけでよく、「ルビ」については知識として知っておくと良いでしょう。編集者やデザイナー、印刷所の方と打ち合わせをする際に、「ルビ」という言葉が出た時にすぐに理解できれば十分です。 ちなみに、明治時代にイギリスから輸入された5.5ポイント活字の呼び名が「ruby」であったことから、この活字を「ルビ活字」と呼んでいました。そして、付けられた「フリガナ」を「ルビ」と呼ぶようになりました。当時のイギリスでは活字の大きさを宝石の名前を付けて呼んでいたようです。 |
参考ページ→ トンボ |
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