社史漫画の構成
目次 |
1.読み進めない時系列もある 2.人物像を描く 3.章立ての工夫 4.要望に応じて 5.思い切った構成 |
読み進めない時系列もある 通常は時系列に添って社史を作ります。しかし、内容としては分かりやすいが読む側からするとさほど面白く読み進めないというケースもあります。ドキュメントな場面やユニークなシーンがほとんどないからです。それが会社の歴史であれば致し方ありません。 そうしたケースはよくあることですが、なんとか面白い漫画として読ませる工夫をしなければなりません。 人物像を描く そうした時には人物にスポットを当てて制作すると良いでしょう。 ドキュメントなシーンがなくても創業者や代表者には人間としての魅力があります。魅力があるからこそ社員たちがついてきたし信用が会社を大きくしてきたと言えます。その魅力にスポットを当て、喜怒哀楽を表現して社員たちにメッセージを発していきます。人間的な大きさを漫画で描くということです。 章立ての工夫 「草創期」「戦後の苦境期」「高度経済成長期」「新時代への歩み」「21世紀から未来へ」などの項目を作ります。そして、それぞれを章立てにして時系列の内容を章の中で描いていくと良いでしょう。章立てはあくまで任意ですから、「草創期」に重点を置いて作りたいならその部分を詳細に描くと良いでしょう。 創業者の人間としての魅力と考え方や方針も描きます。 要望に応じて 企業によってこの年代を中心に詳細に描いてもらいたいという要望があります。つまり、この変革期を乗り越えたから現在の会社があるのだという考え方です。もっともです。そのご要望に応えた作り方をしていきます。資料を集め当時の状況を絵的にわかりやすく描く必要があります。 漫画は人物描写だけでは制作できないので、資料の建物や環境を描くことによって臨場感を出します。 思い切った構成 基本的な社史の作りは時系列に沿ったものとなるでしょうが、思い切って冒頭に「エピローグ」を設定して現在の華々しい隆盛ぶりを載せてみるのも良いかと思います。現在が絶頂期を迎えているのであれば、そうした「エピローグ」で始まると読み手に強いインパクトを与えることができます。この手法を使うと読者の気持ちを一気に掴むことができます。 様々な構成を工夫して、どうすれば印象深く社史漫画を描くことができるか考えてみましょう。 |
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社史漫画について (1) 社史漫画制作の意義 (2) 社史漫画制作のメリット (3) 記録が記憶を喚起する (4) 社史漫画制作の手順 (5) 客観的な作り (6) 社史漫画の構成 (7) 社史をよりビジュアルに制作 (8) 社史漫画を印刷する |
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社史の漫画化 社史を漫画でビジュアル化して見せることも大勢の方に読んでもらう方法です。社史の漫画化をご検討するなら「とんぼスタジオ」にご相談下さい。当事務所ではプロの漫画家が描いているので、完成する作品はすべて商業誌と同じレベルです。
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