カラスグチ |
かつて、漫画の線を描くのに「カラスグチ」を使っていました。とくに枠線などの均一な線を引くのに便利な道具です。しかし、随分前からカラスグチを使う漫画家はほとんどいなくなり、定規を使って普通にペンで線を引くようになっていました。 カラスグチは「烏口」と書き、烏の口のような形をしており、主に製図やトレースやレタリングなどに使われた道具です。2枚の金属製の刃の間にインクを入れて、定規に合わせて線を引きます。 最近の漫画家でカラスグチを知っている方はほとんどいないでしょうが、漫画の歴史を知る上でこうした道具で枠線を引いていたということで紹介しました。試しに使ってみられるのも良いかもしれませんね。昔の漫画家の苦労が分かるというものです。 |
参考ページ→ 漫画制作講座 |
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