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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「あ行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
印税
項目
1.印税とは
2.著者検印紙
3.商業書籍印刷物の印税
●印税とは
出版社は小説や実用書、漫画、イラストなどの著作物を覆製して販売しています。そして、出版社は発行部数や販売部数に応じて、著作者に対して著作権料を支払います。この著作権料が「印税」です。

もともとは著作権使用料と引き換えた著者検印紙を書籍に貼り付けて販売していました。数十年前の書籍には、表3に著作権印紙が貼られていました。それが印紙税のように見えることから「印税」と呼ばれています。

しかし、税金ではありません。「税」と付くと国庫に入る税金のように思われがちですが、「印税」は国庫に納められることはありません。

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●著者検印紙
昔の書籍の奥付ページには「著者検印紙」が貼ってありましたが、著者自らが貼り付けていました。あるいはご家族の方が貼っていたかもしれません。本がたくさん売れれば貼る「著者検印紙」の枚数も多く、かなりの重労働だったと思います。10万部刷れば10万枚の「著者検印紙」を貼っていたことになります。

ただ、本がたくさん売れれば「印税」もたくさん入ってきたですから、「著者検印紙」を貼ることなどたいした苦労ではなかったかもしれません。

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●商業書籍印刷物の印税
通常、書籍出版物の場合には、以下の印税が出版社から著者に支払われます。
(再販価格)×(印刷部数あるいは実売部数)×(一定割合の印税)

ただし、大手の出版社と中小の出版社では、著者に支払われる「印税」のパーセンテージが異なることがあります。大手出版社の場合は、消費税を除いた書籍価格の10パーセントの「印税」が一般的です。

ところが、中小出版社や販売部数がそれほど見込めない新人作家などの場合には、10パーセントを切ったりすることもあります。最低だと5パーセントくらいでしょうか。

逆に、かなりの部数が売れると予想される作家には3パーセント加算されて13パーセントだったりするようです。「印税」は出版社や著者の立場によって支払われる金額が変わると思って下さい。

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参考ページ→
漫画家の原稿料

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