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漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。 打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。 そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
縮小 |
漫画家は原寸の約1.2倍で原稿を制作するから、印刷する際にはその拡大した原稿を原寸サイズに縮める必要があります。それが「縮小」です。 ペンで描く漫画の原稿は、よく見ると描いた線がギザキザになっているものです。 だからペンで描くというのは、実は紙をひっかくようにして描いているのです。 紙の上を滑らかにペンを走らせているように思うでしょう。 そうではありません。 最近の英語の授業で付けペンでアルファベットを書くということがあるかどうかわかりませんが、以前は実際にペンを使って書かされたものです。 なかなか思うように字が書けなかったのを覚えています。 つまり、キザギザな線を綺麗に見せるために漫画家は原稿をやや大きめに描き、印刷する段階で拡大した分だけ縮小しているのです。 もちろん、原寸で描いても良いし拡大率を変えても何ら問題はありません。 編集者に伝えておけば良いだけです。 多くの漫画家は1.2倍で描いています。拡大率が大きすぎると、描いた原稿と印刷された原稿とのギャップが大きくなるので、印刷されたイメージがつかみずらく描きにくいものです。 縮小すると線も細くなるので、たとえば1.3倍で流線を描いて印刷すると、線の消失箇所がかすれていることがよくあります。 |
参考ページ→ 漫画制作講座 原寸 縮小 断ち切り 版下 下版日 ボツ 編プロ トレース台 トレーシングペーパー 色指定 色見本 写植 担当 投稿 ベタ |
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