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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「か行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
樺島勝一
項目
1.樺島勝一について
2.正チャンの冒険
3.緻密なペン画
4.画家の樺島勝一
●樺島勝一について
本名は「椛島勝一」といいました。1888年7月21日、長崎県北高来郡諫早村(現諫早市)生まれの漫画家で、挿絵画家としても活躍しました。
4歳のときに鹿児島市に移り、鹿児島商業学校に進学しましたが中退しています。

その後、上京して絵を描くようになり、独学で精密画の技法を修得しました。樺島勝一のペン画はとても細密です。どうやら、洋書「ジオグラフィックマガジン」のペン画を見て独学したようです。

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●正チャンの冒険
1922年、樺島は朝日新聞東京本社に入社し、翌年から朝日新聞に「正チャンの冒険」を連載しました。その頃は、「東風人」というペンネームでした。

「正チャンの冒険」は織田小星(織田信恒)の作った新聞4コマ漫画で、作画を担当したのが樺島勝一でした。「正チャンの冒険」は大正時代の4コマ漫画です。
主人公の少年「正チャン」と相棒「リス」の冒険4コマ漫画で、大好評となりました。

ちなみに、正チャンのかぶっていた帽子は「正チャン帽」と呼ばれて大流行しました。

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●緻密なペン画
大正末期から昭和にかけて、「少年倶楽部」などの少年雑誌が次々と創刊されました。そうした雑誌に、樺島は緻密なペン画をたくさん寄稿していました。

とくに軍艦や戦車や飛行機などの緻密画をたくさん描き、また動物画も多く描いていました。「船のカバシマ」と呼ばれていました。

代表作には「正チャンの冒険」の他に、「敵中横断三百里」「亜細亜の曙」「吼える密林」などがあります。

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●画家の樺島勝一
今見ても素晴らしい作品ばかりです。漫画家という肩書の樺島ですが、これほど絵の上手い漫画家を私は知りません。私の中では「画家の樺島勝一」として深く印象に残っています。

アシスタント時代に、彼の作品を参考にして背景画の勉強をしたものです。樺島のペン画は構図の取り方も素晴らしかったです。とくに感心したのは、草原の描き方や海上の波の描き方でした。

また、描きたい対象物を克明に描き、周囲の環境をさらりと描いて主対象物を上手に引き立てる描き方も素晴らしかったです。まさにプロの描き方だと感心したものです。それは、後の挿絵画家小松崎茂にも言えることです。

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参考ページ→
漫画制作講座
資料
鳥羽僧正
十返舎一九
少年倶楽部
樺島勝一
岡本一平
北沢楽天
山川惣治
のらくろ
少年ケニヤ
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