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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「な行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
のらくろ
項目
1.「のらくろ」とは
2.「のらくろ」のキャラクター
3.「のらくろ」のストーリー
4.太平洋戦争直前
5.戦後の「のらくろ」は
●「のらくろ」とは
「のらくろ」は田川水泡の漫画作品で、K吉という野良犬が主人公です。1931年から講談社の雑誌「少年倶楽部」に連載が開始されました。ちなみに、当時の講談社は「大日本雄辯會講談社」という名称でした。

そのころ、「少年倶楽部」には佐藤紅緑の「あゝ玉杯に花うけて」という人気小説を連載中でした。しかし、漫画を載せて紙面を明るくしようという意図から、版元の講談社は田川水泡に漫画制作を依頼したのです。漫画なら家中みんなで読めると考えていたようです。

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●「のらくろ」のキャラクター
そこで、講談社の依頼を受けた田川水泡は、男の子が好きなものを組み合わせて漫画を描こうと考えました。そして、「犬」と「軍隊」をマッチングして考えたのが「のらくろ」でした。

時節ということもあり、子供たちにとって「軍隊」はとても身近だったのです。そんな時代でした。「のらくろ」の容姿は、当時アメリカで人気のあったアニメ「フィリックス・ザ・キャット」を参考にしたそうです。

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●「のらくろ」のストーリー
ストーリーは軍隊内での出世物語でした。当初、志願兵として入隊し除隊するまでを描く予定でしたが、人気が出たので作品の掲載を延ばすことにしたようです。

「のらくろ」は二等兵として入隊し、やがて伍長に昇進していきます。そして、雑誌の連載は続き、「のらくろ」は大尉にまで昇進しました。

戦前に、こうした漫画が連載されて人気を博していたことは画期的でした。「のらくろ」は、その後の日本漫画に大きな影響を与えました。映画館でも短編アニメとして公開され、子供たちのグッズにも「のらくろ」が使われていたのです。

現代の人気漫画と同じ状況です。キャラクターグッズが売れていたのです。

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●太平洋戦争直前
ところが、太平洋戦争直前になると、内務省から漫画の掲載を許可しないという指導が入り、掲載は打ち切りとなりました。内務省の役人は、漫画をふざけた掲載だと思ったようです。また、軍が漫画で揶揄され笑いの題材になっていると考えたのでしょう。笑いが不必要な時代だったのです。

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●戦後の「のらくろ」は
1958年、戦後になって「のらくろ自叙伝」が月刊雑誌「丸」に掲載されました。内容は「のろくろ」が大尉で退役するまでの回想を描いたもので、子供向けではありませんでした。その後も「丸」などに幾度となく掲載されました。

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参考ページ→
ヒーロー
のらくろ
冒険ダン吉
タンクタンクロー
北沢楽天
岡本一平
少年倶楽部
山川惣治
少年ケニヤ
月光仮面
黄金バット
七色仮面
ジャパン・パンチ
アラーの使者
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