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| 漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
| 見返り美人図 |
| 項目 |
| 1.「見返り美人図」とは 2.美人図について 3.菱川師宣とは 4.江戸市民からの認知 |
| ●「見返り美人図」とは 江戸時代前期に活躍した浮世絵師菱川師宣の代表作が「見返り美人図」です。この作品は美人が振り向いた様子を描いた肉筆画です。 この絵は「師宣の美女こそ江戸女」と称されるほど大人気となりました。切手の図案にもなったほど有名な美人画で、現在は東京国立博物館蔵となっています。 項目に戻る ●美人図について 描かれた女性は紅色の地の着物を着ており、着物には菊と桜の刺繍が施してあります。また、当時流行していた帯を絞め、この帯は女帯の結び「吉弥結び」です。その女性を、立ち姿ではなく、歩く途中で体をひねって振り返らせることで、美しく見せているのです。この演出は素晴らしいと思います。 この菱川師宣の「見返り美人図」に影響を受けた英一蝶は、似た構図の絵として「立ち美人図」を描いています。「見返り美人図」は肉筆画なので、浮世絵のように庶民の間に出回っていたわけではありません。しかし、山東京伝が箱書きするくらい、広く世間で認知された作品だったと思われます。 項目に戻る ●菱川師宣とは 師宣は「菱川派」の開祖であり、なおかつ浮世絵を確立したことから「浮世絵の祖」ともいわれています。 かつて浮世絵版画は書籍の挿絵としての活用しかなかったのですが、菱川師宣が浮世絵を一枚の絵として鑑賞に堪えるだけの水準に高めたのです。とくに美人画を描くことで大評判でした。 項目に戻る ●江戸市民からの認知 師宣は江戸の名所も描いて人気を博していました。絵入りの本を墨一色で描いて大量印刷することで、価格を下げて大衆に販売しました。 こうして、師宣の絵を誰もが購入できるようになり、浮世絵は江戸市民に迎合されて大衆美術となったのです。これが、「浮世絵の祖」と呼ばれる要因です。 項目に戻る |
| 参考ページ→ 毛筆 筆洗 鳥獣戯画 1コマ漫画 絵巻物 浮世絵 十返舎一九 河鍋暁斎 岡本一平 安藤広重 北沢楽天 江の島鎌倉長短旅行 鳥羽僧正 菱川師宣 山東京伝 黄表紙 蔦屋重三郎 狩野派 見返り美人図 琳派 歌川国芳 |
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