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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「か行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
黄表紙
項目
1.黄表紙とは
2.黄表紙の由来
3.知的な内容
4.挿絵担当の浮世絵師たち
5.現代漫画との共通点
●黄表紙とは
江戸時代中期ごろ、市中では絵の入った娯楽本や赤本、黒本などの印刷物が人気を呼んでいました。こうした江戸庶民の楽しみに応えた出版物を「草双紙」といいます。

江戸の大衆本で、わりと幼稚な内容でした。そうした「草双紙」と一線を画するような、大人向けの娯楽本を「黄表紙」といいました。

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●黄表紙の由来
表紙が青色の「青本」に対して、「黄表紙」は黄色を使っていました。紙は日光に長く当たっていると、やがて退色して黄ばんできます。そうした色落ちを分かりにくくするために、初めから黄色の表紙で装丁していたのです。それが「黄表紙」の由来です。

黄表紙には、大人が読んで楽しめるような知的でナンセンスな笑いがありました。序文のページ以外には絵が入っており、絵の余白部分に文字を入れるという構成でした。毎年正月に刊行されていましたが、袋入りの特製本は随時刊行されていました。

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●知的な内容
黄表紙の内容は知的であり、作者は当世の知識層たる武士がメインでした。恋川春町や朋誠堂喜三二らは寛政の改革に対して敏感であり、田沼意次や松平定信の政治を風刺することで大衆にアピールしていました。しかし、その後出版統制が施行されると、武士が黄表紙に寄稿することができなくなりました。

そこで、山東京伝や芝全交などの町人たちが黄表紙の作者になりました。ただし、かつての軽妙なナンセンスさは失われ、敵討ちがテーマとなっていきました。

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●挿絵担当の浮世絵師たち
黄表紙と浮世絵は同じ時期に江戸を中心に流行し、多くの作家や浮世絵師を誕生させました。黄表紙の挿絵を描いた有名浮世絵師には、歌川国芳喜多川歌麿、葛飾北斎などがいました。その他にも、多くの浮世絵師が誕生しています。

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●現代漫画との共通点
挿絵と文字の合体は、現代の漫画制作にも通じます。絵で見せて文字で補足するというのは、いつの時代でも大衆の心を掴むのでしょうか。

漫画を描く際には、できるだけ文字を少なくして絵で見せるように心掛けるものです。黄表紙と現代漫画は、描く視点が共通していると思います。黄表紙も漫画も、大衆文化という側面があります。

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参考ページ→
脚注
鳥羽僧正
河鍋暁斎
浮世絵
北沢楽天
黄表紙
菱川師宣
山東京伝
安藤広重
十返舎一九
岡本一平
蔦屋重三郎
狩野派
見返り美人図
曲亭馬琴
朋誠堂喜三二
歌川国芳
平賀源内
喜多川歌麿
恋川春町
東洲斎写楽
英一蝶

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