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漫画制作の用語「な行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
七色仮面
項目
1.「七色仮面」とは
2.「七色仮面」のあらすじ
3.TV放映の「七色仮面」
4.タイトル/「新七色仮面」
5.「七色仮面」の世界観
6.「七色仮面」のキャラクターと情報
7.「七色仮面」の主題歌
8.七色仮面のアクションは迫力がある
9.拳銃の弾は何連発なの?
10.仮面のヒーローの素顔
11.どうやって七色仮面は脱出できるのか
12.ヒーローは落とし穴に弱い
13.電気光線はエクトプラズムか
14.笑っていても口が開かない
●「七色仮面」とは
冒険活劇変身ヒーローがテーマの「七色仮面」は、川内康範の原作で漫画制作は一峯大二が担当しました。

また、1959年(昭和34)年6月3日から1960年6月30日までTV放映されました。全7部全57回放映され、第5部からは「新七色仮面」としてスタートしました。

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●「七色仮面」のあらすじ
主人公の探偵蘭光太郎は事件が起きると神出鬼没で現れます。変装の名人で、様々な姿に変装します。そして、七色仮面として活躍します。蘭光太郎扮する七色仮面は、二挺拳銃を武器にして分身の術やテレポートを使います。高らかな笑いとともに、事件で苦しむ人たちを助けに現れます。七つの顔を持つ正義の人、それが七色仮面です。

七色仮面は何度も危機に瀕しながらどんな困難に遭遇しても、いつの間にか見事に脱出してしまいます。しかも、敵の裏をかく痛快無比のヒーローなのです。また、事件の犯人も様々な仮面を付けて登場し、七色仮面や警察に挑戦してきます。

七色仮面の宿敵はコブラ仮面です。そのコブラ仮面の手先である鉄と万吉が、蘭光太郎を拉致しました。2人は迫り来る列車の線路上に蘭光太郎を立たせ、背後から銃弾を打ち込みました。蘭の助手大八らが見守る中、蘭光太郎は列車に轢かれてしまいました。

やがて七色仮面が登場します。もちろん、蘭光太郎は死んではいません。七色仮面はコブラ一味を追いつめていきます。そして、海道邸を襲うコブラ仮面の前に七色仮面が現れます。得意の変装に、コブラ一味は恐怖におののくのでした。

コブラ一味は逃走し、ついに七色仮面がコブラ仮面のアジトに乗り込みます。しかし、敵の罠が待っていました。七色仮面は落とし穴に落ち、電気光線に苦しめられます。

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●TV放映の「七色仮面」
◆第一部(全12話)/登場怪人(コブラ仮面)
[あらすじ]
コブラ仮面が戦時中の財宝を狙い、毒蛇コブラを操って殺人や誘拐を引き起こします。ところが、七色仮面はなかなか登場せず、蘭光太郎の探偵活劇の場面が多く設定されています。
1蛇笛殺人事件
2悪魔の哄笑
3呪われた秘密
4意外な証言
5恐るべき復讐
6七色仮面登場
7死の追跡
8迷探偵出動
9ホクロの謎
10魔の陥し穴
11深夜の大爆発
12南海の凱歌

◆第二部(全6話)/登場怪人(キング・ローズ)
[あらすじ]
銀行強盗や偽札が横行し宝石まで狙われます。その黒幕はキングローズでした。
13台風圏下の犯行  
14三つ数えろ
15悪の巣
16消えた紳士
17死よりの挑戦
18法が裁く 

◆第三部(全7話)/登場怪人(レッド・ジャガー)
[あらすじ]
世界中の財宝が狙われます。犯人は、世界征服を目論む国際ギャング団レッドジャガーでした。七色仮面とレッドジャガーの戦いが展開されます。
19黒い牛の戦慄
20甦えった男
21国際ペテン師
22百万弗の対決
23地獄の罠
24拳銃埠頭
25最後の切り札

◆第四部(全6話)/登場怪人(スペード仮面・ダイヤ仮面・ハート仮面)
[あらすじ]
大富豪の財宝を狙っているのはスペード仮面、ハート仮面、キング仮面の3仮面(スリーエース)でした。
26悪魔の爪痕                         
27深夜の三巨頭
28真昼の誘拐指令
29暗黒の対決
30踊る黄金魔
31悪徳の果て

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●タイトル/「新七色仮面」
◆第五部(全6話)竜虎の地図の巻/登場怪人(ゴールデンキング・ブタンカン)
[あらすじ]
世界の財宝に通ずる竜虎の地図をめぐって、様々な悪事を重ねるのはゴールデンキングと怪人ブタンカンでした。
32影なき挑戦                 
33新たなる強敵
34謎の怪人
35悪魔の巣窟
36危うし名探偵
37奇怪なる事実

◆第六部(全7話)毒蜘蛛に手を出すな/登場怪人(サマレン大統領・毒蜘蛛)
[あらすじ]
毒蜘蛛団と首領能面仮面がトルメニヤ国建設を企み古美術を狙って連続殺人を起こします。
38戦慄の一夜                  
39迫りくる危機
40暗殺命令
41地獄の掟
42悪魔の招待状
43恐怖の館
44意外なる真相

◆第七部(全13話)日本はねらわれている/
[あらすじ]
日本を狙う外国資本とその外人陰謀団の暗黒大帝などの悪役が登場します。
45日本はねらわれている その1  
46日本はねらわれている その2
47日本はねらわれている その3
48日本はねらわれている その4
49日本はねらわれている その5
50日本はねらわれている その6
51日本はねらわれている その7
52日本はねらわれている その8
53日本はねらわれている その9
54日本はねらわれている その10
55日本はねらわれている その11
56日本はねらわれている その12
57日本はねらわれている 了

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●「七色仮面」の世界観
七色仮面は、当時大人気だった月光仮面の魅力の要素を備えた、多羅尾伴内の子供版として制作されました。つまり、月光仮面のテーマである、「憎まず、殺さず、赦しましょう!」の精神を兼ね備えた多羅尾伴内を描こうとしたようです。

大ヒットが期待された作品で、破格の製作費が投じられ、東映仮面ヒーローの記念すべき第一作となりました。

第1部は、原作者川内康範が、自ら全12回の脚本を担当しました。主演蘭光太郎役は波島進が演じました。波島進の演じる七色仮面は、重厚で貫禄十分のヒーローでした。

第1部から第4部までは、蘭光太郎を波島進が演じることになります。そして、相手はコブラを操るコブラ仮面です。そして、好評のうちに、第2部の相手はキングローズ、第3部の相手はレッド・ジャガー、 第4部の相手はスリー・エースと、次々と凶悪な怪人と闘うことになります。

ここで、「七色仮面」は一応終了します。番組の提供はカバヤ食品でした。
 
第5部から は、新たに「新七色仮面」としてスタートします。主役も交代し、アクション俳優の千葉真一が蘭光太郎を演じることになりました。おじさんの波島進からお兄さんの千葉真一にバトンタッチしたのです。そして、千葉真一の七色仮面は、アクションシーンを多く取入れて子供受けするヒーローとなりました。

第5部は「龍虎の地図」、第6部は「毒ぐもに手を出すな」でした。そして、完結編の第7部では「日本は狙われている」という副題で、まさに川内康範らしいテーマで締めくくりました。

完結編の第7部は日本を狙う外資の内容となっており、かつて川内康範が作った七色仮面のシナリオが、昨今の日本で現実味を帯びてきています。
 
月光仮面はいつもバイクに乗って現れますが、七色仮面は歩いてやってきます。拳銃を撃つときも歩いています。歩きながら撃っても、的を外さないのは流石です。

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●「七色仮面」のキャラクターと情報
[正義の味方側]
主人公/七色仮面……七色に輝く仮面を付け、宇宙服のようなコスチュームに身を固めた正義の味方です。高笑いとともに現れ、悪を蹴散らします。手には二挺拳銃を持ち、分身の術などを使います。七色仮面は七つの顔を持ちます。

主人公/蘭光太郎……七色仮面の正体は探偵の蘭光太郎です。蘭光太郎は変装の名人です。そして、七色仮面として悪に立ち向かいます。
大八少年……蘭探偵の助手
山本警部
金有左門
三子

[悪役たち]
コブラ仮面……コブラを操る怪人です。すだれ髪で見るからに異様な雰囲気を醸し出しています。
万吉

木の村
キング・ローズ
レッド・ジャガ
スリーエース(スペード仮面、ハート仮面、キング仮面)
ゴールデンキング・ブタンカン
サマレン大統領・毒蜘蛛

[武器]
二挺拳銃……弾は無尽蔵に出るようです。映像で見ると改造銃のようです。

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●「七色仮面」の主題歌  
 1 とけない謎を さらりとといて
   この世に仇なす 者達を
   でんでんどろりこ やっつけろ
   でんでんどろりこ やっつけろ
   ななつの顔の おじさんの
   本当の顔は どれでしょう

 2 夢は七色 きれいな虹の 
   みんな呼んでる幸せ
   でんでんどろりこ もってくる
   でんでんどろりこ もってくる
   ななつの声の おじさんの
   本当の声は どれでしょう
  
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●七色仮面のアクションは迫力がある
元々劇場公開を前提に作られたので、アクションも迫力があったし、コスチュームも金色で凝っていました。それに比べ、宣弘社のヒーローはどことなく安っぽかったように思います。さすがは東映、というところでしょうか。

ところで、七色仮面の仮面は7色に輝いていたわけですが、当時の白黒テレビで見ても輝いているように見えたから不思議です。

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●拳銃の弾は何連発なの?
拳銃の撃ち合いが多く、まるで西部劇のようでした。しかも、笑いながら撃つ七色仮面の拳銃は、弾が無くならなかったように思います。弾倉のカートリッジを取り換えるシーンも記憶にありません。

もしかすると、新式の拳銃だったのかもしれませんね。

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●仮面のヒーローの素顔
仮面を被ったヒーローが正体を隠すなら、通常であれば優秀な私立探偵ではなく間抜けな探偵でなければならないでしょう。たとえば、アメリカンヒーローのスーパーマンも、普段はさえないサラリーマン姿です。その方が、世間を欺くには好都合です。

ところが、川内康範の描くヒーローたちは、普段も優秀な名探偵として生活しています。七色仮面の蘭光太郎も月光仮面の祝十郎も、世間が認める名探偵なのです。
名探偵なら、そのままの姿で難事件を解決すればよいのではないでしょうか。なにも、仮面を付けて正体がわからなくする必要性はないと思います。

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●どうやって七色仮面は脱出できるのか
蘭光太郎がコブラ仮面の手先に拉致され、鉄と万吉によって線路の上で拳銃で撃たれ列車に轢かれます。しかも、そばで蘭光太郎の助手大八も目撃しています。映像では、背中から撃たれて線路上に倒れた蘭光太郎は、日本のレールをまたぐように横たわっていました。

しかし、主人公は死にません。では、どうやって脱出できたのでしょうか?
七色仮面は、正義の使者だけではなく、イリュージョンでも食っていけると思います。

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●ヒーローは落とし穴に弱い
七色仮面がコブラ仮面を追ってアジトに踏み込みましたが、落とし穴にはまって捕まってしまいます。黄金バットもそうでしたが、ヒーローはよく落とし穴にはまるのです。案外、もろいところがあります。

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●電気光線はエクトプラズムか
落とし穴にはまって捕まった七色仮面は、電気光線で苦しめられます。しかし、その光線が心霊現象のエクトプラズムに見えてしまったのは私だけでしょうか。

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●笑っていても口が開かない
七色仮面は仮面を被っているから、仮面の下で笑っても仮面の口が動くわけがありません。
ところが、私が子どもの頃は、「どうして笑っているのに口が動かないの?」と、真剣に思ったものです。七色仮面が、仮面ではなく「皮膚」だと思っていました。

子どもというのは、目で見て判断するから勘違いしてしまいます。私と同じように思っていた子どもは結構いたようです。

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参考ページ→
ヒーロー
のらくろ
冒険ダン吉
タンクタンクロー
少年倶楽部
少年ケニヤ
月光仮面
黄金バット
紙芝居
七色仮面
アラーの使者
漫画集団
貸本漫画
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冒険王
鉄腕アトム
鉄人28号
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